【ワタリガラス Common Raven  Corvus corax】  カラス科

    

  「うわー、でっかいカラス!」 などの単純表現で片付けないで。 

  北米からヨーロッパ・北アフリカまで、実に分布の広いカラスですが、日本では北海道にごく少数
  が飛来するだけの珍鳥。日本のバードウォッチャーには憧れの的。最近はエゾシカの狩猟が盛
  んになるとともに個体数も増えつつあるとか。 

  あの星野道夫さんも、ワタリガラスの神話をアラスカやシベリアに追い続け、その軌跡を綴った
  「森と氷河と鯨」は未完の遺作として有名です。 

  北西沿岸のネイティブは、世界を創造した英雄としてトーテムポールに表現しました。 

  昔から日本では女性の美しい黒髪を「烏の濡羽色(からすのぬればいろ)」と表します。
  濡れたように光り輝く黒、紫色が強い黒のこと。カラスは深みのある美しい濃紫なのです。

  楔(くさび)形の尾はとっても凛々しく、飛翔中の姿を大きく優雅に魅せてくれます。

  飛翔イメージ  http://www.kolumbus.fi/vesa.huttunen/



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